会いたくなったっす。

6月15日まで開催されていた渋谷PARCOでの
ナンシー関「大ハンコ展」について。
私は、ただたんに知人の一人であり、たまたま縁あって
彼女の遺した5000個にもなるハンコの整理を手伝った
だけの人間なのですが、そんな私にも、この個展を取り仕切って
下さった製作会社より会場記録なる資料が送られてきました。
ありがとうございます。
会期中2回、仕込に顔を出した回数をいれると計3回ほど、
私はこの個展を拝見させて頂きました。
仕込⇔まだ観客の入っていないガランとした会場をゆっくり
   見学。あ〜、このハンコ整理する時、こんな話したなぁ。
   などとハンコ整理隊員たちとの四方山話を思い出しつつ。
初日⇔お客様来てくれるのか?知人として、整理隊員の一人として
   心配していたのですが、そんな心配無用だった。初日から
   たくさんのお客様。ナンシーさんの妹さん夫妻も嬉しそう!
11日⇔ツアー前乗り日、最終日まで東京不在の為、最後の観覧。
   平日の午前中にも関わらずすごい混雑。老若男女がじっくり
   作品を見ている姿に泣きそうになった。
てな、感じで3回見れた訳ですが、週末などは本当に会場のある6F
から3Fまで階段に列が出来ていたそうです。
すごいなぁ。。。
亡くなられて丸6年。七回忌。
でも、まだ、彼女のことを世の中の人は忘れていなくて、
いまだに求められているなんて。
そ〜だよなぁ。私も、なんか変った人が世の中騒がしていると
「ナンシーさん、この人ど〜よ?」って心の中で確認しちゃうもん。
今なら、この人のことで語り合えると思うってのが
点滴を作り置きして問題になった病院の院長先生。
あの会見は、ぜったいナンシーさんの琴線にふれるだろうなぁ。
きっと、世の中の方々も、「こいつはど〜なの?」って
ナンシーさんに心の中で問うているのでしょうね。
天国で、相変わらず、そんな質問されていることに苦笑してるかな?
私、来月で、ナンシーさんの年齢を追い越しちゃいます。
今、同年齢な訳ですが、あの時のナンシーさんのように理知的で
まわりにプレッシャーを与えない心配りが出来て、仲間との節度の
ある距離感の保ち方、全てまったく出来てません。
いやはや、あらためて、自分のダメっぷりに落胆いたしますね。
あ〜、ナンシーさんに会いたいなぁ。